土地は使わずにそのまま放置していては、なにも生み出さないどころか、かえってコストがかかってしまうものです。たとえば、持っているだけでも固定資産税や都市計画税などの税金を支払わなければなりませんし、将来的には相続税も発生するおそれがあります。また、フェンスで囲いをしたり草刈りをしたりといった、管理の面でもやはりコストがかかるものです。こうしたことから、積極的な土地活用によって、その土地本来のメリットを得ることがたいせつとなってきますが、これにはさまざまな方法があるため、まずは基礎知識を身につけた上で、目的にあわせた方法を採用することが不可欠となってきます。もちろん、土地の形状や立地条件によっては、オーナーとして希望する方法とは別の方法のほうが、はるかに収益を得やすいということも考えられますので、冷静な見極めも大切です。

土地の貸し付けは比較的簡単にできる

これまでに土地活用をした経験がなく不安という場合には、できるだけ手軽にはじめられて、しかも権利関係や事務手続きが複雑にならないもののほうが適当であるといえます。こうした場合、たとえば駐車場経営や店舗などの敷地としての貸し付けといった、土地を貸すだけですむような方法が、まず選択肢として浮かび上がります。こうした方法であれば、土地の所有権は本人のもので変更はありませんし、自前で堅固な建物を建てるわけではありませんので、将来的な撤去の際にも、土地のオーナー自身が手間をかける必要がありません。ただし、そのかわりとして、他の方法に比較すると、収益性がとぼしいという結果になることもありますので、収益性をねらうのであれば、別の方法を考えることになるでしょう。

マンション経営など建物の導入で収益率を上げる

せっかく土地活用をするのであれば、できるだけ収益率を上げることが望ましいという考えであれば、土地をそのままにしておくのではなく、建物を建てて、その建物からの収益を期待するのがもっとも効果的であるといえます。そのなかでも、比較的多くの人が取り組んでいるのが、アパートやマンション経営であるといえます。土地の上にアパート、マンションを建てて、そこを賃貸するか、または分譲するというかたちになります。賃貸の場合は不動産業者をパートナーとして管理を委託してしまうという方法のほうが、後々の手間がかからずにすみます。さらに大掛かりにするのであれば、積極的にデベロッパーなどと提携して、大型の商業施設やオフィスビルを建設して、その賃貸収入をもって収益を確保するということも想定されるでしょう。